コロナウィルスが年末年始に猛威を振るって、2021年1月8日から東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、愛知、岐阜、大阪、京都、兵庫、福岡に緊急事態宣言が出されました。2月7日で栃木県は解除されましたが、他都府県は3月まで宣言下にありました。
1年延期になった東京オリンピックは今年の開催も危ぶまれてはいますが、昨年ほとんどが中止となったサイクルイベントを、今年は是非とも開催できるように、万全なコロナ予防対策を実施していきます。
主催者、スタッフによるコロナ予防対策のみならず、参加者の方々にも協力を仰ぎ、コロナの予防に努めていきます。

1.計画立案時

以下の点を熟考し、開催の有無、開催場所、使用施設を決定します。
・開催場所、集合場所はコロナ対策を十分打てる場所であるか。
参加者にとって安全(交通事情・感染の危険性等)に移動できる場所であるか。
・走行ルートは参加者にとって安全(交通事情・感染の危険性等)であるか。
・宿泊施設、昼食施設、休憩場所はコロナ対策を十分打てる場所であるか。また、コロナ予防対策を十分行ってくれている施設であるか。
・宿泊施設は一人/一部屋が可能なのか。不可の場合、イベント中の同室メンバー固定は可能なのか。

2.参加者募集時

コロナ感染予防も含め開催者、参加者が遵守すべき内容を明記し、参加者の方々に対し、以下同意をもらう。
・イベント当日に疑感染者は自己申告のうえ辞退してもらう(37.5℃以上、味覚、臭覚異常者、2週間以内の疑濃厚接触者)。
・イベント当日の検温にて 37.5℃以上の参加者は強制的に取りやめてもらう。
・イベント開始時、休憩時、昼食時、到着時毎のアルコール消毒を実施する。
(アルコールは開催者が用意。アルコールアレルギー等の事前確認)
・不織布マスクの携帯。スタート時、休憩時、食事時等、走行中以外は必ずマスクを着用する。
(不織布マスクは開催者側もある程度数準備する)
・走行時は、不織布以外のマスクも含め着用の義務は問わないこととする。
・休憩時、昼食時はその施設の感染予防ルールに従うこととする。
・休息時、昼食時中マスクを外しての会話は控える。
・その他、交通ルール順守はもちろん開催者、滞在施設のルール遵守してもらう。

3.イベント実施時

・受付はソーシャルディスタンスを保ち、不織布マスク着用はもちろん、手指のアルコール消毒を必ず実施する。
・参加者はスタートまで不織布マスクを着用する。
・大声は出さない(場合によっては拡声器を主催者側で準備する)。
・個人の荷物は原則預からない。(一日開催のイベント)
・参加者が荷物を開催者に預けたり、開催者が参加者に返却する場合、アルコールにて手指消毒を実施。
取っ手等はアルコールで清掃すること。
(数日にわたるイベントの場合サポートカーに荷物を積載する場合がある)
・エイドステーションでは不織布マスクの着用、手指のアルコール消毒を徹底する。
・補給食はあらかじめ一人分をビニールの袋に小分けしておく。飲料はペットボトルや缶を一人ひとりに配布する。

4.走行中

走行時は風の流れもあり、密になることもあまりないためあまり神経質になる必要もないが、医療機関に負担をかけないためには、コロナ感染だけではなく、事故、怪我には十分注意をする。
・走行時は、不織布以外のマスクも含め着用の義務は問わない。
しかし、不織布マスクを携帯し、休息、食事等走行時以外は不織布マスクを着用する。
・市街地等、一般歩行者の多いところではマスク着用指示もありうる。
・スタート、信号等停止時は自転車一台分(約 2m)の間隔をあける。
・走行時は自転車2台分(約 4~5m)の間隔をあける。
・走行時は前走者の飛沫を避けるため真後ろを走行しない。前走者の後をハンドル一つ分右もしくは左を走行する。但し並走は厳禁。
・タオルを携帯し、汗、鼻等をこまめにふき取る。
・声掛けはなるべく短く。先頭のリーダー、前走者のハンドサインをしっかり見て後方者にしっかりとハンドサインで伝達する。

5.休憩、食事、宿泊時

・不織布マスクを着用し、飲食時やマスクを外しての会話は控える。
・ソーシャルディスタンスを保つ。
・各施設の感染対策ルールに従う。
・宿泊はシングルユース以外、部屋においてもマスク着用とする。

多人数でイベントを実施する場合、コロナ禍に限らず、周りの一般市民からの評価(見る目)は高くありません。
ましてやコロナ禍においては一層風当たりが強いと思われます。そのような周りからの目もあることを忘れないように、相手の立場に立って個人が物事を考え、行動することが必要です。

[PDF]サイクルイベントに向けたコロナ対策